コパ動物病院

お知らせ

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ねこのケンカ

 

また今年も、 にゃんこさん達の発情の季節とともにケンカ傷を負うコが

増えてきました。

 

周りのねこの活動が活発になれば、普段あまり外に出ないコでも

「パトロールを強化するニャッ!」、と自分のテリトリーを守るための

お仕事に出かけるわけです。

 

自分の家を奪われないためには、テリトリーを広げてくる猛者とも戦わな

ければいけないこともあります。(本当は家にいればいいんですけど・・)

 

で、こっぴどく咬まれて帰ってきても、傷が小さく気が付かれない事が多い

ため、咬まれてから数日たってから皮膚の下のバイ菌が悪さをしてグッタリ

なんて事もよくあります。

 

特にパスツレラ菌は皮下で増殖しやすく、痛み・発熱・皮下膿瘍の原因

になり、悪化すれば菌血症・感染性心内膜・糸球体腎炎などを引き起こす

可能性もあります。

 

皮膚の下に膿が溜まってきても気が付きにくく、皮膚の一部が壊死して

穴が開き、膿が出始めて気が付くことも良くあり、皮膚が厚く、排膿が遅れ

るほど皮下の病巣も広がっていくため、病院で排膿させるための穴を

開ける必要がある時もあります。

 

 

皮下膿瘍で大切な事は、皮膚の穴を塞ぐ事ではなく、皮膚の下の感染を

抑える事。

 

そのため穴は開いていた方が排膿や洗浄がしやすく、治療がスムーズな

事が多いため、私はあえてカラーなどせずに傷をナメナメさせつつ、

抗生物質で治療を行います。

 

これでほとんどのコは外科的な治療を必要とせずに治っていきますが、

できればケンカしたら早めの抗生物質の投与をおすすめします。

 

 

にゃんこさんもただ遊びで外に出ているだけではないので、

あまり厳しく制限もできませんが、出かけるたびにケンカを繰り返すコや、

免疫力の落ちたコには

本当は外出を控えていただきたい季節なんだニャ~。

 

 

チャースケとサビー.JPG「なら、出にゃい!」

 

2013年3月18日 11:53

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